ドラゴンクエストシリーズ雑学  モンスター 名前の由来

モンスター名 DQ2版の絵 由来
スライム
Slime
ヘドロ状のどろどろした生命体の総称。アメリカの作家ジョセフ・ペイン・プレナンの「スライム」に登場したのが最初と言われる。DQのスライムはずいぶん愛らしくなっている。
メドーサボール
Medusa-ball
ギリシャ神話に登場する3姉妹の怪物ゴルゴンの一人。その顔を見た者は石になってしまう。それを英雄ペルセウスは鏡の盾に映るメデューサを見ながら近づき、首を斬り落として退治したと言われる(メデューサの説明)。
グレムリン
Gremlin
機械や道具にとりつく妖精の一種。この妖精がとりつくと道具の調子が悪くなると言う。第2次大戦中に英国空軍の少尉に発見されたらしい。
ガーゴイル
Gargoyle
ヨーロッパのキリスト教寺院の壁などに取り付けられた彫像。グロテスクな姿のものが多い。悪霊を追い払う効果があるらしい。
バシリスク
Basilisk
プリニウスの「博物誌」のなかで北アフリカの砂漠に棲んでいたとされる蛇の一種。30cmくらいのちいさなコブラのような姿だという。視線に致死作用があり、人間は見られただけで死んでしまう。その吐く息にも毒があるという。
ゴーゴンヘッド
Gorgon-head
ギリシャ神話に登場する3姉妹の怪物。髪の毛が無数の蛇である。ステノー、エウリュアレー、メドゥーサの3人。その姿を見た者は石になってしまうと言う。(ゴルゴンの説明)
じんめんじゅ
Jinmenju
鳥山石燕の「今昔百鬼拾遺」に描かれている木の妖怪。人の顔そっくりな花がたくさん咲いていて言葉は話さないがしきりに笑うという。DQの人面樹は木の幹に顔がついている。
オーク
Oak
イギリスの作家J.R.R.トールキンの「指輪物語」に登場するブタの顔をした怪物。残虐な性格で他の種族に対しては敵意をむき出しにし、とくに妖精のエルフを憎んでいるという。
グール
Ghul
アラビアの吸血鬼の一種。墓場の中の人間の死体に精霊ジンが入り込むとグールになって動き回ると言われる。人間の死体が甦ったものなのでゾンビの一種とも言える。
バーサーカー
Berserker
北欧神話に登場するオーディンの狂った戦士。見境無く相手を殺しまくるという。ベルセルクともいう。
ドラゴン
Dragon
ヨーロッパの竜の総称。巨大な4本足のトカゲのような姿をしている。その名前はギリシャ・ローマ時代の蛇を意味した「ドラコ」から派生したものと言われる。性格は邪悪で、ヨーロッパでは恐怖の象徴と言われる。
サイクロプス
Cyclops
ギリシャ神話に登場する一つ目の巨人族。鍛冶仕事の名人でゼウスの武器を作ったと言われる。叙情詩「オデッセリア」ではシチリア島らしき島に棲み、漂流してきたオデュッセウスの部下6人を喰ってしまったという。
ギガンテス
Gigantes
ギリシャ神話の巨人戦争に登場するギガースの読み名を変えたものと思われる。その姿は髪とヒゲをぼうぼうに生やし、2本の足が大蛇になっていて、きらめく鎧、長いやりを持った巨大な怪物だという。
アトラス
Atlas
ギリシャ神話における世界をその双肩に抱えているとされる大巨人。中世ヨーロッパでは世界地図の事をアトラスと言っていたがそれはこの巨人に由来する。
バズズ
Bazuzu
ドラクエ2ではバズズだが正式にはパズズ。古代メソポタミアの風(南西風)の悪魔。2対の翼がある人間の体に犬の顔、鷲の足、蠍の尾、手はライオンの前足である。この地域で砂漠地帯から吹く風による被害はすべてパズズによるものとされた。
ベリアル
Belial
ソロモン王が書いたとという魔法書「レメゲトン」に挙げられている72人の悪魔のうちの一人。美しい天使の姿で炎の戦車にまたがって出現し人間に社会的地位を得させてくれると言われる。中世ヨーロッパでは最大の悪魔の一人。

参考資料:幻想動物辞典(新紀元社)
他参考URL:幻想図書館

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