DRAGON QUEST 2U
ドラコラム その3 ドラクエシリーズ思い入れレビュー

ドラクエシリーズを語ります。



ドラゴンクエストI (FC SFC GB)
ドラクエの元祖にして伝説のカニ歩き勇者で有名な本作。初めてプレーしたのは小学校高学年くらい?でドラクエ3をプレーした後だった。普通にプレイしていたが、3の楽々なバッテリーバックアップに慣れきっていたため、復活の呪文が面倒で面倒で途中で挫折してしまった。この頃から根性なかった俺。逆ステップアップは行けませんな(笑)。ローラ姫を助けた後に宿屋に泊まって「昨日はお楽しみでしたね」はもはやお約束にして最大の見所か(笑)。他のシリーズで隠れがちですが音楽もかなり良い曲揃い。フィールド曲の「広野を行く」や、街の曲、エンディング曲などがお勧め。




ドラゴンクエストII (FC SFC GB)
このページのメインテーマでもあるドラクエ2。プレーしたのは1を挫折した後だった。図らずもロト伝説の通りのプレイになった。ドラクエ2を語る上ではずせないのがドラクエ史上最高難度との呼び声も高いロンダルキアの洞窟と復活の呪文。どちらも語りぐさになっている。復活の呪文に泣かされた事のない人はいないといっても過言ではない(笑)。今まで築き上げた物が音を立てて崩れ去っていくのを必死で押さえようとプレイヤーは死ぬ気で復活の呪文を見直し濁音半濁音、「ぬ」と「め」、「ね」と「わ」と「れ」を探したものだ。どうしても分からない場合は一つ前の呪文からリスタートという事になってしまうのであった。当時はファミコンで遊べる時間が限られている人が多かった(親に制限されるなど。高橋名人もファミコンは一日一時間などと言っていた。1時間で進めるか!)ため、復活の呪文の入力、書き写しなどがプレー進行の大きなファクターとなっていた人も多いかもしれない。

ゲーム内容的な側面で見ていくと仲間とパーティを組んで戦うシステムが新しかった。プレイヤーから逃げていくサマルを偶然捕まえ、ラーの鏡でムーン王女を人間の姿に戻してからが真のスタートであった。サマルのあまりのひ弱さにあきれかえったプレイヤーが続出だったと思われる。また音楽も増えパワーアップ。後々まで名曲と語り継がれる「この道わが旅」「LoveSong探して」「果てしない世界」などが生まれた。もちろんどれもお勧め。

クリアしたかと言われたら…、1をクリアできなかったくらいだから当然のように挫折(笑)。時はめぐってSFC版でクリア…と言いたいのですが、ラストの方でレベルアップするのが面倒になり、中古で買ったときに残っていたトヨシLv43のデータでクリアした記憶がある(情けない…)。更に時を経てファミコン版にてクリアしたときは感動してしまった。




ドラゴンクエストIII (FC SFC GB)
私の記念すべきファーストRPG。今でもPRG最高傑作と思っている。思えばこの3あたりからドラクエが一般的にも認知され、爆発的人気を出て行列も出来たりした。ドラクエ3カツアゲ事件などの発生し社会現象となっていた。今では当たり前のバッテリーバックアップも採用され忌々しい(笑)復活の呪文からも開放され快適なプレーが楽しめた。が、その代わりに突然のデータ消失が発生し、消えたときの呪いの音楽が本気で嫌いな人もいるだろう。私はその対策として常時3つの冒険の書に移しながらプレーしていたが3つまとめてデータ瞬殺された事もあり、その時は泣きそうになった。冒険の書1が消え2が消え、祈るような気持ちでボタンを押してのデロデロデロデロデーデンは悪夢としか言いようがない。うかつにソフトの抜き差しすら油断出来ないスリルがこの頃のソフトにはあった。

内容は自分の好みのパーティを組めたり転職できたりとまた新しい境地を切り開いたドラクエ3。苦心の末バラモスを倒しアリアハンに戻ったときは「これでこのたびも終わりなのか…」といううれしさと悲しさの入り交じった気持ちに襲われたものだったが、闇の大魔王ゾーマがあらわれたときは衝撃から「まだ冒険できる」という嬉しい気持ちに変わったものだった。そして降り立った地がかのアレフガルド。アレフガルドを旅した末にゾーマを倒すとなんと自分が勇者ロトとしてこの地の伝説となり、ドラクエ1と2に続く、と言う話には今思い出しても鳥肌が立つ素晴らしい出来。まさにサブタイトル通りの「そして伝説へ」。すごいとしか言いようがない。この頃の堀井祐二は神がかっていた。あのころリアルタイムで楽しんだ我々にとってはドラクエのロト三部作は取って代わる物のない伝説のRPGである。




ドラゴンクエストIV (FC PS)
ドラクエのロトシリーズも終わり、新たに始まった天空シリーズの第一作。オープニング曲も微妙に変わっている。5章のオムニバス形式となり最後の5章ではAIという新しいシステムが搭載された。AI(Artificial Intelligence)とは人工知能と言う意味でファミコンにもこんなものが搭載される時代が来たのか、と思わされた物だ。しかしその知能はお世辞にも頭が良いとは言えず、特にボスキャラにもザキ連発するアホなクリフトは有名な話。自分の思うとおりに動かないため返ってイライラすることも多かった。

システム的には馬車システムが搭載され仲間全員を連れて歩くといった事が出来るようになった。人によって大体使うメンバーが限定される事が多いため、外で戦うメンバーは一軍、馬車メンバーは二軍などとも言われていた。ちなみに私のパーティでの一軍は勇者、アリーナ、クリフト、マーニャ。特に会心の一撃を連発するアリーナはそのルックスも相まって絶大な人気を誇り、ほとんどの人が使っていたと思われる。

話的にはピサロが話しに大きく関わってきているのがこれまでとは大きく違うところ。これまでのラスボスは最後にだけ登場する、というパターンが多かったのだが、この4では物語に大きくからんできている。ピサロはピサロでロザリーという理由があり勇者と敵対し、最後は進化の秘宝で…。などとこれまでの勧善懲悪ものとは違った側面があった。




ドラゴンクエストV (SFC PS2(2004年春発売))
天空シリーズ第2弾でプラットフォームがSFCに変わった。スーファミと言う事でグラフィックが大幅にパワーアップ、したのだが同時期に発売されたFFシリーズと見比べると明らかに見劣りするのも否めない。まあFFのようになったらそれはある意味ドラクエとは言えないのかもしれないが。

ドラクエ5と言えばモンスター仲間システム。主人公がモンスターを改心させて仲間に引き入れます。モンスター全員が仲間になるわけではなく、特定のモンスターが仲間になる。スライムやゴーレムなどはすぐに仲間になるが強いモンスターほど仲間になりにくく、どれだけのモンスターを仲間にしているかが一種のステータスであった。終盤に来てグレイトドラゴン、キラーマシンが仲間になったときは本当に嬉しかった。仲間になりやすく装備品が多くさらに呪文が使いやすいスライムナイトはみんなが長く使っていたモンスターNo1だろうか。序盤はみんなスラリン、ピエールを連れて戦っていたものだ。

ストーリー的には結婚、という物語の大きな分岐点になるものがあった。結婚。子供向けに作られたと思うこのゲームに結婚なんて、なんというヘヴィなストーリーか(笑)。で、幼なじみのビアンカと富豪の娘フローラを選ぶ事になるのだが、当時プレーしていたときはゲームであるにもかかわらず本気で悩んだものだ。選んだ嫁によってその後のストーリーが若干変化する。私は結局悩んだ末デフォルトっぽいという理由でビアンカを選んだ。こんな理由で選んだなんだか自分が情けない(笑)。その後はビアンカが突然倒れたり、主人公が石化したり、いきなり子供が出来てたり。まさに波瀾万丈の人生の主人公である(笑)。

音楽で是非とも聞いて欲しいのはレクイエム。全滅したときに流れるテーマである。これがとてつもなく暗い。落ち込んでいるときに聞くと自殺したくなるような曲なのだが、全滅時の曲としては最高の出来?である。ちなみに主人公が石化したときにも聞かされるのでプレーした人であれば必ず一度は聞いているはず。




ドラゴンクエストVI (SFC)
スーファミドラクエ第2弾はこのドラクエ6。個人的にあまり憶えていない(^^;。一応プレーしてクリアしてはいるのだがあまり記憶にない。3から復活した転職が採用されたがシステムはだいぶ違うものになっている。




ドラゴンクエストVII (PS)
今度はSFCからPSに変わってのドラクエ7。一言で言えば長い。この一言に尽きる。クリアーするのに100時間近くもかかる。長ければいいというものではないと痛感させられた作品。謎解きも最初からあり難易度も高め。しかしこのドラクエ7は売れた。歴代ドラクエの中でもトップクラスの売れ行きで400万本以上も売れてしまった。まったくドラクエというネームバリューは何よりもすごいのだ。




好きな順にランク付けするとすれば、、3、2、5、4、1、6、7です。どうでもいいけど。

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