その７　スーパーマリオブラザーズ　（任天堂）　ファミコン　1985.09.13

世界一、売れたゲーム

日本国内の総出荷本数は681万本、全世界では3000万本売れた超化け物ゲーム。ゲーマーでこのタイトルを知らない人はいないと言っても過言ではないアクションゲームの金字塔です。この販売本数は今後も塗り替えられることはないでしょう。ドンキー時代にはただの配管工だったマリオを一躍スターダムにのし上げ、任天堂、ファミコンの地位を確立したゲームです。



人気の秘密は操作性、多彩なステージ、敵キャラクター

これにつきます。Ａでジャンプ、Ｂでダッシュ、十字キーで移動。これだけの簡単操作でマリオを自由に動かせます。スーパーキノコをとるとパワーアップしデカマリオにチェンジ。さらにファイアフラワーをとるとファイアマリオになれます。ステージも変化に富んでいて４×８で３２ステージもありました。これは当時としてはすごい数です。それぞれのワールドの最後にはクッパの城に乗り込み、斧をとってクッパを溶岩に突き落とせば１ワールドクリアです。ファイアマリオでクッパまでたどり着けばファイアーで焼き殺して正体を暴くことも可能です。ファイアマリオでクッパまで到達すると妙に嬉しかったです。ちなみに１ワールドのクッパはクリボーが化けています。クリボーはこんなに強かったのか(笑)。どうでもいいですがこのゲームのダッシュはＢボタンでダッシュするからビーダッシュ、と言われていました。



そして裏技！

裏技を語らずしてスーマリは語れません。特に有名なものは３−１の無限増殖。ラストでのこのこ階段を下りてくるノコノコを使って無限に１ＵＰできます。しかしこれは慣れないとなかなかに難しかったりします。ワープゾーンや隠しキャラも裏技の範疇でしょうか。このような大技以外にもしょーもねー技もたくさんあったのがこのスーパーマリオブラザーズ。その代表格はなんと言ってもキン○マリオ。たとえば１−２などで天井を突き破って天井に行き、コインの数が表示している場所にマリオをたたせればＯＫ。するとあ〜ら不思議、マリオの股間がコインで光っているではありませんか。まるでキン○マが光っているように見えることから名付けられた裏技です。ほんとうにアホらしくてどーしよーもねー技ですね(笑)。このようにたくさんのギミックが隠されていたのも人気が出た要因の一つでしょうか。



ファミコンミニ

当時ゲーム少年だった我々からすると到底忘れることのできないゲームでしょうか。あの「てれってってれってってっ」というイントロ、１−１の１ＵＰキノコ、ワープゾーン。最近のゲームはすぐに忘れてしまうのに、このころのゲームのことはなぜ憶えているんだろうか。この間某ゲームショップで試遊台でファミコンミニのこれがディスプレーされていたんですが、その注目率の高いこと高いこと。あのイントロが流れると私と同年代と思わしき男性の足を止める確率はほぼ１００％でした。すごい。ゼビウスも同時に展開されていて、注目率は横にあったウイイレを遙かに上回ってました。あやうくＧＢＡＳＰファミコンカラーと同時に衝動買いしそうになりました。まさしくキラータイトル！ついでに言うとこれのＣＭもうまい。どんなＣＭかというと、ゲーム画面はいっさい出ず２０代半ばの男がゲームしてて音楽だけ流れてくる、といったＣＭです。これだけですが我々は音楽だけですっかりコントロールされています(笑)。マリオのイントロ、ゼビウスの曲。その音をテレビで聞いただけで反応してしまう。恐るべし、任天堂(笑)。



とりあえずはやっとけ

このゲームやったことない人はごく少数派だろうか。もしそんな人がいたらとりあえずやっとけと言いたい。このゲームをプレイせずしてアクションゲームは語れまい。マリオコレクションにも入ってますが、できればファミコン版で。今出てるファミコンミニでもいい。その後も活躍するマリオ、そしてアクションゲームの原点がここにあります。



スーマリの思い出

このゲームは親戚のおばちゃんに買ってもらい、毎日のようにプレーしていました。バッテリーバックアップなんて当然ついてないのでスタートはいつも１−１。１ＵＰキノコの場所では勝手に指が動いてジャンプしてしまう。１−２では天井を突き破ってキンタマリオをして（意味ねぇけどお約束(^^;）、ワープゾーンでワールド４へ。私の場合だいたいこの辺で死んでました。このゲームにはコンティニューがある（Ａを押しながらスタート）んですが、それを知らなかったためだいたいこの辺が限度でした。そんなわけで結構やり込んでいたんですが自力でクリアーした記憶はないんだよなあ。