ワールドカップ日記の最後として、今回のワールドカップをキーワードで振り返ってみたいと思います。
■日本と韓国の大躍進
やはりこれを書かずに入られません。ホスト国としては16強に残るのは至上命令だったわけですが、見事果たしてくれました。韓国に至っては4位という輝かしい成績を残しました。韓国の4位についてはいろいろな意見が叫ばれていますが…。何はともあれ我々日本国民を熱狂の渦に巻き込んだ日本代表の方々には拍手を送りたいです。
■波乱
今回のワールドカップを語るにはずせないキーワードの一つに「波乱」があげられると思います。開幕戦でフランスがセネガルに敗れ、フランス、アルゼンチン、ポルトガルが予選リーグで敗退。イタリア一回戦負け、スペイン準々決勝負けなど。特にセネガルがフランスを破った開幕戦には驚きました。欧州南米以外の世界のサッカーのレベルが近づいてきたことを表しています。
■誤審
これが一番の問題だったでしょうか。多くの試合で誤審はありましたが特に韓国の試合に多かったように思います。憶えているのをあげるならば韓国イタリア戦のトッティのシミュレーション、韓国スペイン戦の疑惑のセンタリング等。終わってからFIFAも誤審を認めたりもしましたが、誤審によって負けにされたチームがあまりに可哀想に思います。もうこんな事が起きないように、ワールドカップでは選考基準を厳しくするなり対策をとってもらいたいものです。
■クロスバーとポスト
今回の大会はこれが多くのドラマを生み出したと思います。思い出されるのはチームの勝敗を分けた決勝トーナメント1回戦、スウェーデンvsセネガル。延長でスウェーデンの選手の放ったシュートはポストの外側にあたり、セネガルのシュートはポストに内側に当たりそのままゴールイン。そしてフランス。打っても打ってもバーバーバー(そういえばバーという選手がいたな、フランス大会の時)。こうしてフランスは欧州リーグの得点王3人も抱えていたのに、1点もとれずに大会を去ったのでした。あまりにも明暗を分けたゴール脇の12センチ。フランスにとってはこれ以上憎らしいものはなかったんでしょうね。
■チケット問題
今回の大会は誤審とともにもう一つの問題を残しました。それがこのチケット問題です。かなりの試合で空席が目立ち、「空いてるんなら入れてくれ」と思ったサポーターは数知れず。これについてはただただもったいない。4年に一度しかない世界的なイベントなのに。金だけの問題じゃ済みません。まさに無駄無駄無駄とジョジョファンでなくても叫びたくなりました。もったいないったらありゃしない。責任のなすりつけ合いみたいのもあって見苦しかったです。もうこんなことはやめてくれよ。
■印象に残ったプレイヤー11人各国一人ずつを選ぶとしたら
- リバウド(ブラジル)
- オリバー・カーン(ドイツ)
- ウミト・ダバラ(トルコ)
- アンジョンファン(韓国)
- デイビット・ベッカム(イングランド)
- ラウル・ゴンザレス(スペイン)
- ディウフ(セネガル)
- ホセ・ルイス・チラベルト(パラグアイ)
- ロビー・キーン(アイルランド)
- クリスチャン・ビエリ(イタリア)
- 稲本(日本)
見た試合が限られてますのでこんな感じになりました。
ワールドカップが終わってしばらく経ちました。期間中あれだけ盛り上がったのがいまでは嘘のようです。もうじきJリーグも始まります。日本代表の礎はやはりJリーグ。こっちの方も盛り上げて2006年ドイツ大会に繋がっていくといいですね!
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